猫の爪切り、みなさんはどうしていますか?
「家でやらなきゃ」と思って奮闘している飼い主さんも多いのではないでしょうか。
でも実は、無理に自宅で頑張らなくても大丈夫。
最近では、動物病院やトリミングサロンに任せるのが主流になりつつあります。
安全で確実、猫にも優しいプロのケア。今回は、猫の爪切りを動物病院にお願いするメリットと、その新しい選択肢について詳しくお伝えします。
猫の爪切り、なぜ必要?家でやるのはなぜ大変?
猫の爪は細く鋭く、伸びるとさまざまなトラブルを招きます。
家具に引っかけたり、他の猫や人間をひっかいてしまったり、自分自身の顔を傷つけてしまうことも。
また、巻き爪になると皮膚に刺さって痛みを引き起こすこともあります。
定期的な爪切りは、猫の健康と快適な暮らしのために欠かせないケアのひとつです。
とはいえ、実際に自宅で猫の爪を切るのは至難の業。
「じっとしてくれない」「暴れて逃げる」「爪を切りすぎてしまいそうで怖い」…そんな悩みを抱える飼い主さんは少なくありません。
猫は警戒心が強く、嫌な記憶を強く覚える動物。無理に押さえつけて切ろうとすると、爪切りの時間が大きなストレスになってしまうこともあるのです。

動物病院に任せる爪切りが安心な理由
猫の扱いに慣れた獣医師や看護師が、安全に、的確にケアしてくれる——これが、動物病院で爪切りをする最大のメリットです。
- 猫に安全な保定方法で、的確に処置してもらえる
- 万が一出血した場合も、すぐに処置ができる
- 健康チェックの一環として、体調の変化にも気づいてもらえる
また、猫が暴れやすい・攻撃的になるなどの性格的な特徴がある場合も、病院なら複数人で対応できるため、事故やケガのリスクが減ります。
さらに、爪切りの費用は1,000円前後と意外とリーズナブル。プロに任せる安心感を考えれば、十分に価値のある出費といえるでしょう。
爪切り頻度はどのくらい?通院の負担は?
猫の爪切りは、だいたい1〜2ヶ月に1回が理想的な頻度です。思ったよりも間隔が空いているので、「そんなに頻繁に通わなきゃいけないの?」と心配する必要はありません。
また、多くの飼い主さんは、
- ワクチン接種や健康診断のついでに
- ノミ・ダニ予防薬をもらうついでに
- 療法食を買いに行くついでに
と、他の通院予定と併せて爪切りをお願いしていることが多いです。通院が苦手な子でも、短時間で済むのでストレスも最小限に抑えられます。
爪切りついでにできる!病院での+αケア
実は、動物病院での爪切りには「ついでに健康チェック」できるという大きなメリットも。
- 体重測定で肥満予防と体型管理
- 毛艶や皮膚の状態チェック
- 食欲や排泄の様子など、ちょっとした相談ができる
- 気になるしこりやケガの早期発見
- シニア猫の体調変化に気づきやすい
こういった+αのケアが、猫の健康維持に大きく貢献してくれるのです。
また、定期的に病院に通っておくことで、いざというときにも病院を怖がらずに済むという利点もありますよ。
家で頑張るより、猫との関係性を守る選択を

「自分で爪を切るのが当然」と思っていた方も多いかもしれません。でも、猫にとって何より大事なのは、安心して過ごせる環境と、信頼できる飼い主との関係性です。
無理に嫌がる猫を押さえつけて爪を切ろうとすることで、「飼い主=怖い人」というイメージを持たれてしまうのは悲しいこと。
逆に、病院でサッと切ってもらえば、猫もすぐに気持ちを切り替え、自宅では元通りのリラックスモードに戻れます。
猫に優しく、自分にも優しい選択。それが、プロに爪切りを任せることなのです。
まとめ:プロに任せて、猫との暮らしをもっと快適に
猫の爪切りは、無理に家で頑張る必要はありません。動物病院なら、安全に、確実に、そして猫にもストレスをかけずに処置してもらえます。
費用も1,000円前後と手ごろで、頻度も1〜2ヶ月に1回程度。健康チェックの機会にもなり、猫の体調管理にも役立ちます。
「爪切りはプロに任せる」——そんな新しいホームケアのスタイルを取り入れて、もっと安心で快適な猫との暮らしを楽しみましょう。
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